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Collaboration with Shin-Etsu新しい技術への取り組み
信越化学は、材料・部材技術を中心に、エキシマレーザを始めとする装置技術、それらを使用したプロセスに関して様々な技術※を培ってきましたが、当社の力だけで新しいアプリケーションやプロセスを作り上げることは困難です。微小材料システム事業推進室は、ユーザー様を始めとするステークホルダーの皆様と信越化学の技術の橋渡し役として、マイクロLEDや半導体といった枠組みを超えた電子デバイス業界の新たな可能性に積極的に取り組み、皆様と一緒に未来に挑戦していきます。
※部材・材料、エキシマレーザ装置、プロセスを中心に微小材料システム事業推進室が関連するものだけで200件を超える登録済みの知的財産権(2025年4月1日現在)があります。当事業推進室の技術の取り組みを下記に紹介します。
知的財産一覧List of intellectual properties
代表技術一覧
マイクロLED移載・実装の代表IP群
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独立したステージアーキテクチャー
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POINT!
ドナーステージと光学ステージを、レセプターステージから独立させ、装置の剛性を高めることにより、
ステージ移動の直線性を高めることができ、高精細な移載を実現します。 -
フォトマスクを利用した縮小投影光学系による移載
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POINT!
フォトマスクを利用した縮小投影光学系を用いることにより、マスクパターンに応じた対象物のみを移載できます。そのため、ラインビームによる移載とは異なり、不必要な部分(隣接チップや、レセプター基板の接着層等)へのレーザ照射を抑制できます。
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ガルバノスキャナーを利用した縮小投影光学系によるリペア
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POINT!
不足しがちなガルバノスキャナーの位置決め精度をフォトマスクで補うことにより、高速で高精細なリペアを実現します。また、強度分布の均一性が高いエキシマレーザを使用すれば、移載位置精度の安定性も高められます。
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ガルバノスキャナーを利用した縮小投影光学系によるトリミング
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POINT!
不足しがちなガルバノスキャナーの位置決め精度をフォトマスクで補うことにより、不良チップに隣接する正常チップへのダメージを抑制しつつ、高速なトリミングを実現します。また、エキシマレーザを使用すれば、固体レーザと比較して高速にトリミングできます。
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不良チップを管理しながら移載
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TW.M650647.U
TW.M650647.Uのご紹介(当社翻訳)
請求項18
第1基板から第2基板へ対象物を移載する移載システムであって、
対象物が位置している領域を有する第1基板と、第1基板に間隙を有するように対向して配置されている第2基板とを用い、
第1基板上の対象物の不良情報を取得する機構と、
前記不良情報を取得する機構に接続されており、前記不良情報を不良対象物グループとして管理する演算処理装置と、
前記演算処理装置に接続されており、前記不良対象物グループに含まれない対象物にレーザを照射して第2基板へ移載する機構と、
を有する対象物の移載システム。請求項76
第1基板から第2基板へ対象物を移載する移載システムに使用される不良対象物の管理システムであって、
第1基板上の対象物の不良情報を取得する機構と、前記不良情報を取得する機構に接続されており、前記不良情報を不良対象物グループとして管理する演算処理装置と、
を有する不良対象物の管理システム。POINT!位置ずれ、発光輝度が低い、色ムラなどの不良チップ情報を取得し管理することにより、制御された移載を実現します。
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エピ基板からのGAP-LLOTM
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POINT!
エピ基板上に形成された光デバイスを、希望する間隔でレセプター基板に移載できます。また、フォトマスクを使用すれば、レーザによるレセプター基板の接着層へのダメージを抑制できます。
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エラストマーを利用したCONTACT-LLOTM
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POINT!
エラストマーの衝撃吸収性と粘着性を利用することにより、LLOプロセスで発生する衝撃を緩和し、冷却後に問題となるGaN金属の再固着に対抗できます。
半導体パッケージ基板製造プロセスの代表IP群
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次世代半導体パッケージ基板のトレンチ仕様
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POINT!
トップ幅とボトム幅が近しい高テーパーな微小凹部により、アスペクト比の大きな埋込配線を高密度に形成できます。
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次世代半導体パッケージ基板の貫通孔仕様
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POINT!
トップ幅とボトム幅が近しい高テーパーな微小貫通孔により、アスペクト比の大きなビアを高密度に形成できます。
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異なる開口群を有するフォトマスク
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JP.7490848.B2
JP.7490848.B2のご紹介
請求項10
照射対象物に向けてレーザ光を照射し、反応を誘起させるレーザ加工システムであって、
照射対象物が設けられた基板に向けてレーザ光を照射する光学系と、少なくとも二つの種類の開口群を有するフォトマスクを有することを特徴とするレーザ加工システム。POINT!多層配線板を製造するために通常十数枚必要とされているフォトマスクの枚数を減らすことができます。これにより、フォトマスク交換に費やす時間や、保管スペースを減らすことができます。
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トップハットビームのマスクパターンを使用した縮小投影光学系による加工
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TW.I863871.B
TW.I863871.Bのご紹介(当社翻訳)
請求項1
レーザ光により基板の一部分を除去するレーザ加工方法であって、整形光学系により、前記レーザ光を実質的に均一な空間強度分布の領域を有するレーザ光へと整形し、
該整形されたレーザ光をマスクに照射し、
該マスクのパターンを、前記基板の除去する部分へ投影レンズにより縮小投影することを特徴とする、レーザ加工方法。POINT!トップハットビームの使用により、フォトマスクへの過度な照射を抑制でき、高額なフォトマスクの寿命を長くできます。
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フォトマスク縦置き配置によるフォトマスク大型化
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POINT!
フォトマスクを縦置きに配置することにより、大型フォトマスクであっても、その厚みを厚くすることなく撓みを抑制できます。
スタンプおよびプレートの代表IP群
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シリコーンゴムスタンプ
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POINT!
合成石英ガラス基板上にシリコーンゴム膜を形成することにより、熱的に安定なスタンプとなり、移載動作中の位置ずれを抑制できます。
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富士山のような多段形状ドットを有するスタンプ
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POINT!
スタンプのドットを富士山のような多段形状にすることにより、ドット高さを確保しながら、押圧時にドットが倒れるのを抑制できます。これにより、チップや移載先の段差を容易に吸収できます。
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マイクロLEDチップ移送部品の代表意匠
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EZ-PETAMP-Dot
EZ-PETAMP-Flat
EZ-PETAMP-1Dot
EZ-PETAMP-Flat-Large
EZ-PETAMP-Dot-Large
ドナープレート SQDPシリーズ
大型(2nd)ドナープレート SQDP-Gシリーズ
リリースプレート SQRPシリーズ

